ギターを通して、人と人がつながっています

我々クラッシックギターアンサンブル部は、先輩と後輩の仲が良いのは当たり前。OB・OGの先輩方とも仲良くさせて頂いております。
“ギター”と言う共通項で、上は70歳代から下は18歳まで、約50歳差の先輩・後輩がつながる奇跡のクラブです。
毎年12月に行われる定期演奏会(2020年はコロナで中止)では、OB合奏団の先輩方も同じ舞台に立ち、OBの面々が演奏会をサポート。演奏会では後輩のサポートに徹しにイスを運んだりとOBが裏方で汗を流しています。

クラシックギターでアンサンブルを奏でる部です

 

「アンサンブル」とは2人以上で音を鳴らして演奏をする事を言います。うちの部では主に合奏用ギターを使った5種類6パート構成のアンサンブルを行っています。
とは、言っても初心者がいきなり合奏団の中に入って弾くなんて無理ですよね。

なので、うちの部では基本的に入って1年目の部員はJr.メンバーとしてプライムギターだけを使った合奏を行ってます。

 

余り知られていませんが、合奏用のクラッシックギターには色々と種類があります。基本的に合奏専用のギターが多いので総称して合奏用ギターと言われています。

 

うちの部で使用している合奏用ギターを紹介します

「プライムギター」

クラシックギターというと皆さんが思い浮かべるであろうギターで、クラシックギターで独奏する場合はこのギターで演奏します。

合奏では主に中間音のパートを演奏するのに使っています。
また、入部した初年度はJr.合奏としてこのギターだけを使ったプライム合奏を行っています。


「アルトギター」

プライムギターよりも高い音の出るギターで、少々小ぶりなサイズのギターです。

合奏では主に主旋律を奏で、曲の一番重要な部分を担うとても目立つパートとなります。

曲によってはテクニック的にも難しいこともありますが、それだけにやりがいがあるパートでもあります。

 

「バスギター」

プライムギターよりも低い音の出るギターで、プライムギターよりも一回り大きいサイズのギターです。

合奏では低音部を担当して、曲の土台を支えるパートとなります。


「ギタロン」

見た目は巨大カブトムシのようで、後ろから抱えるようにして弾きます。

バスギターと共に低音部を担当して曲の土台を支えます。

音的には調弦方法がバスギターがプライムギターの5度下、ギタロンが1オクターブ下となり、うちの合奏団では最も下の音を出せるギターです。

「チェンバロギター」

曲によって使ったり使わなかったりしますがチェンバロギターというものもあります。

このギターは演奏方法が特殊で縫い針で弦をひっかいて音を出します。

チェンバロギターだけは弦が鉄の弦を張っているため、特殊な奏法も相まって独特の音を奏でます。

 

我が部のテーマ曲ともなっているヘンデルのガボットです

上記で説明したギターを使った合奏です。


重奏と合奏

 

「重奏」とは各パート1人づつで構成されている演奏形態です。

2重奏はデュオ、3重奏はトリオ、4重奏はカルテット、5重奏はクインテットと呼ばれたりします。

「合奏」とは、1つのパートを二人以上の編成で演奏する事を言います、大人数で演奏する為音に厚みが生まれ迫力のある演奏になります。オーケストラをイメージすると分かりやすいと思います。

厳密にいえば重奏も合奏ではありますが、区別をする為にこの様に呼び分けています。

 うちの部では、基本的に合奏がメインとなりますが、同学年の仲間たちや気の合う同士で集まって練習をして定期演奏会で重奏編成での発表を行ったりもしています。

 

クラシックだけを演奏するわけではありません

 

クラシックと名がついていますが、クラシック曲だけをやっているわけではありません、クラッシックから歌謡曲、映画音楽、ゲーム音楽まで幅広く自分たちがやりたい曲をやっています。

勿論、楽譜がなければ自分たちで作ることになるのですが、入部当時楽譜すら読めなかった人が最終的にやりたい曲の編曲をしたりしていますので、自分は楽譜なんて読めないけど、って思っている方でも大丈夫です。

また、大体の人は入部するまでクラシックの曲なんて聞いた事がない人がほとんどです。ただ、演奏する曲を探したりして聞いているうちに、クラシック音楽が好きになる人がほとんどです。クラシックっていう言葉だけで敬遠するなんてもったいないですよ。入部を機に音楽の趣味の幅を広げてみるのはでどうでしょう?

 

遊ぶ時は遊ぶ

 

春合宿・夏合宿・冬合宿と合宿の多いクラブですが、朝から晩まで練習して終わりではありません。ご褒美タイムにちょっとハメを外して遊んじゃえ!思いっきり遊ぶ事も大事な練習。息の合う演奏をするには日頃のコミュニケーションが大事なんです。

 

最高の時間を仲間と共に過ごして、一体感を得ることによって最高の演奏が出来上がります。

正直なところ仲間たちと演奏会に向けて必死になって練習して、合奏に打ち込むなんてことは、この学生時代しかできません。

特に指揮者になって大人数の合奏団を従えたり、ソロパートのある曲で大勢の伴奏をバックにソロを演奏するなんて経験は今しかできないでしょう。

確かに、大変な努力は必要にはなりますが、演奏会が終わった後の達成感はひとしおですし、一生ものの思い出となるでしょう。

 

 

橘花祭

毎年学園祭では、ミニコンサートを開催。定期演奏会とは違い、砕けた感じ(?)でお届けしております。(2020年度はコロナで中止となりました)

 

 

橘花祭での演奏です。

50周年記念式典

1966年11月19日旧ギター同好会から独立。2017年に創部50周年を記念し式典が開催されました。半世紀にわたり多くのOB・OGを輩出。色々な分野で活躍されています。

 

50周年記念の現役・OBとの合同合奏です。